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  • 金庫を処分する前に!最後の最終確認

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    長年、使わずに放置されていた金庫。あるいは、遺品整理で見つかった、開かずの金庫。その処分を決意し、業者に連絡する、まさにその前に。あなたには、必ず、行わなければならない、極めて重要な「最後の儀式」が残っています。それは、「金庫の中身が、本当に、完全に、空であるか」を、最終確認することです。当たり前だと思うかもしれません。しかし、毎年、全国の金庫処分業者や、廃棄物処理場では、処分された金庫の中から、思いもよらぬ「お宝」が発見されるという出来事が、後を絶たないのです。金庫の中に、忘れ去られがちなものの代表格が、「現金」や「貴金属」です。へそくりとして隠しておいた、旧紙幣の束。あるいは、昔、購入した、記念金貨や、宝石類。本人も、その存在をすっかり忘れてしまい、家族は、もちろん誰も知らない。そんな「眠れる財産」が、鉄の塊と一緒に、永遠に失われてしまう可能性があります。また、金銭的な価値以上に、失ってしまったら、二度と取り戻すことのできないものも、金庫には眠っています。例えば、「土地の権利書」や「保険証券」、「実印」や「銀行の通帳」といった、重要な契約書類。あるいは、もっとプライベートな、亡くなった家族が遺した「手紙」や、古い「写真」、先祖代々の「思い出の品々」。これらは、あなたや、あなたの家族にとって、お金には換えられない、かけがえのない宝物のはずです。処分を依頼する前に、もう一度、金庫の隅々まで、手を入れて確認してください。もし、金庫が開かない状態なのであれば、処分業者を呼ぶ前に、まずは「金庫の鍵開け業者」に連絡し、中身を確認することを、強くお勧めします。開錠には費用がかかりますが、その中に眠っているかもしれないものの価値を考えれば、決して高い投資ではありません。金庫の処分は、いつでもできます。しかし、一度、処分してしまったら、その中身は、もう二度と、あなたの元へは、戻ってこないのです。

  • 金庫処分の流れと当日の注意点

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    金庫の処分を、専門業者に依頼することを決めた。では、実際に、問い合わせから、回収が完了するまで、どのような流れで進んでいくのでしょうか。事前に、そのプロセスを把握しておくことで、当日は、安心して、スムーズに作業を任せることができます。まず、ステップ1は、「業者への問い合わせと、見積もり依頼」です。インターネットや、電話帳で、信頼できそうな業者を、いくつか見つけたら、電話、あるいは、ウェブサイトのフォームから、見積もりを依頼します。その際に、伝えるべき情報は、「金庫の種類(耐火、防盗など)」「メーカー名と型番(分かれば)」「おおよそのサイズ(高さ、幅、奥行き)」「重量(分かれば)」「設置場所(一階か二階か、エレベーターの有無など)」、そして「鍵やダイヤル番号の有無(開錠が必要か)」です。これらの情報が、具体的であるほど、より正確な見積もり金額を、提示してもらえます。ステップ2は、「見積もりの比較検討と、契約」です。複数の業者から、出揃った見積もりを、料金だけでなく、サービス内容や、対応の丁寧さなども含めて、総合的に比較検討します。そして、依頼する業者を決めたら、正式に契約を結び、回収作業の日時を、調整します。ステップ3は、「回収日当日の作業」です。予約した日時に、作業員が訪問します。まず、作業員は、金庫の設置状況と、搬出経路を確認します。そして、床や壁、他の家具などを傷つけないように、毛布や、専用のシートで、丁寧に「養生」を行います。その後、台車や、クレーンといった、専門の機材を使い、安全、かつ迅速に、金庫を搬出していきます。あなたは、基本的に、その作業を、安全な場所から見守っているだけで大丈夫です。ステップ4は、「最終確認と、支払い」です。金庫が、無事に運び出され、搬出経路に、傷などが付いていないかを、作業員と、一緒に確認します。問題がなければ、見積もり通りの料金を支払い、必ず「領収書」を受け取ります。この領収書は、その業者が、正規に金庫を引き取り、適切に処分する責任を負ったことの、重要な証明となります。これで、長年、あなたを悩ませてきた、重い問題は、完全に解決です。

  • ダイヤル式の鍵が開かない時の基本対処法

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    スーツケースや南京錠、あるいは古い金庫。私たちの身の回りには、ダイヤルを回して特定の番号に合わせることで開ける、ダイヤル式の鍵が数多く存在します。鍵を持ち歩く必要がない手軽さが魅力ですが、その最大の弱点は、設定した番号を忘れてしまうという、極めて人間的なミスにあります。いざ開けようとした時に、固く閉ざされた扉を前に、頭が真っ白になってしまった経験は、誰にでもあるかもしれません。しかし、そんな時こそ、パニックにならず、まずは落ち着いて基本的な対処法を試してみることが、解決への第一歩となります。最初にすべきは、記憶の引き出しを、もう一度丁寧に開けてみることです。ダイヤル式の鍵の暗証番号には、設定者の心理や個人情報が、色濃く反映される傾向があります。あなたが、あるいは、その鍵を設定した家族が、どのような数字を選ぶ可能性があるかを、リストアップしてみましょう。最も多いのが、自分や家族の誕生日です。月日を組み合わせた四桁(例:0815)や、年月日を組み合わせた六桁、あるいは、年号だけ、月日だけといったパターンも考えられます。次に、電話番号の下四桁や、郵便番号、住所の番地、車のナンバープレートの数字なども、非常に有力な候補です。また、単純に「1234」や「0000」、「7777」といった、覚えやすい数字を設定している可能性も捨てきれません。これらの心当たりのある数字を、一つずつ、焦らずに試してみてください。この時、ダイヤルを一桁ずつ、カチッという感触があるまで、確実に合わせることが重要です。中途半端な位置では、たとえ番号が合っていても、ロックは解除されません。これらの地道な探索で、意外とあっさりと、忘れていた番号が見つかることも少なくありません。業者を呼んだり、破壊したりする前に、まずは自分自身の記憶と、向き合ってみる。それが、開かずの扉を開くための、最も穏やかで、賢明な最初の鍵なのです。